童話の彩(ヨダカの星)




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ー(それからしばらくたってよだかははっきりまなこをひらきました。
そして自分のからだがいま燐(りん)の火のような青い美しい光になってしずかに燃えているのを見ました。
すぐとなりは、カシオピア座でした。天の川の青じろいひかりが、すぐうしろになっていました。
そしてよだかの星は燃えつづけました。いつまでもいつまでも燃えつづけました。
今でもまだ燃えています。)-

                     童話(ヨダカの星)末文より



青白い光となって燃えたよだかの星は、1500年代にカシオペア座付近で観測された超新星爆発の光だという

その残光は現代においても電波望遠鏡で確認できるそうだ

童話自体は、ヨダカとして生まれてきた鳥の悲しい宿命が描かれているけど

ヨダカは賢治そのものなのでしょう

天文学あり、宗教観あり、父との確執やベジタリアン的自炊生活などなど

自分の生きざまを、ありありと表現した童話なのかな?






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Commented by yuta at 2017-02-05 13:23 x
こんにちは
屋外は雪がしんしんと降り、
暖房で暖かくした部屋で童話を読む。
そんな光景を連想しました。
Commented by warutorawa at 2017-02-05 20:07
> yutaさん
こんばんは。
そんな過ごし方も贅沢でいいですね。
冬はもてあまし気味になります
なんせ、長いですからねー。^^
Commented by marucox0326 at 2017-02-06 00:10
このモニュメントは?

以前コメントで賢治の童話の中では
「よだかの星」が一番好きだと申しあげましたが、
「燐の火のような青白い光になって…」という箇所は
非常に衝撃的で、まだ子供だったとはいえ
哀しくて美しいその情景を想像して
いつまでも心に残りました。

先だって、NHKBSでしたか賢治の文学紀行のような
番組をやっていましたね。
後半少しだけしかみられませんでしたが
所縁の場所の映像や「永訣の朝」が朗読されて
心に沁みるようでした。
Commented by warutorawa at 2017-02-06 18:24
> marucox0326さん
こんばんは。
とても切ない童話ですよね。「燐の火」なんて賢治ならではの表現でしょう。
当時の埋葬は土葬だったはずですから、体が土に帰るとき
燐のガスが地上に出てくる訳です。
それが科学反応をして青白く光ることがあるのですね。「火の玉」とかいうやつです(笑)
土壌学を知り尽くした彼だからできた表現でしょう。

「永訣の朝」もそうなのですが
彼の作品の多くは、科学と宗教の程よいバランスが伺えるんです。
変わった人だったんでしょうね。^^



そんな
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by warutorawa | 2017-02-04 00:30 | 宮沢賢治の世界 | Trackback | Comments(4)

四季折々の情景を気ままに写し撮って行きたい。気軽にお寄りください。