めぐる風の旅


―すると胸がさらさらと波をたてるやうに思ひました。
 けれども又じっとその鳴って吠えてうなってかけて行く風をみてゐますと今度は胸がどかどかなってくるのでした。
 昨日まで丘や野原の空の底に澄みきってしんとしてゐた風が今朝夜あけ方俄かに一斉に斯う動き出して
 どんどんどんどんタスカロラ海床の北のはじをめがけて行くことを考えますと
 もう一郎は顔がほてり息もはあ、はあ、なって自分までが一緒に空を翔けて行くやうな気持ちになって
 胸を一ぱいはって息をふっと吹きました。―

                          童話「風の又三郎」よりー 宮沢賢治


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 大雑把に言えば地上の風というのは南から吹いてきて北の果てへと向かうそうだ。
南とは「赤道」付近のことであり、北の果てとは「ベーリング海」の辺りだろう。
賢治の言う「タスカロラ海床」とはこのへんを言っているのだ。
台風や低気圧の終点の駅でもある。
 
 ベーリング海付近に集まった風は上昇を始め、今度は南をめざす。
もちろん終点は赤道付近となる。(電車の上りと下りみたいなもの)

 風は熱を北へ運び、冷たい空気を南へと運ぶ。そして私達に心地よい最適な環境を与えてくれるのです。
こんな大気の大循環、風の旅が未来永劫続いて欲しいと思う。

 それにしても賢治は、北へ向かう風になにを思うのだろう。
人々の行きつく先をその場と定めたのだろうか?
そこに行けば懐かしい人達に会えると決めたのだろうか?

 キーワードは北の海と、そこから登ってゆく風の旅にありそうだ・・・。




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# by warutorawa | 2017-06-24 00:30 | 宮沢賢治の世界 | Trackback | Comments(2)

静かに暮れ行く




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冷たい空気が入ってくると視界は澄み渡り

北国独特の静寂が辺りを支配する

梅雨の季節もすぐそこまで来ているのでしょう



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# by warutorawa | 2017-06-12 00:30 | 朱の記憶 | Trackback | Comments(4)

風景




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・・・!




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# by warutorawa | 2017-06-11 16:06 | 草原の記憶 | Trackback | Comments(2)

パープルなひととき




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青っぽい草花は爽やかな感じがしますね

暑さが増してい季節にはこの清涼感がいいです

北国のイメージにも合いますね。




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# by warutorawa | 2017-06-10 00:30 | その他 | Trackback | Comments(0)

黄色いひととき




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久しぶりにマニュアルのレンズを使ってみたが、これが大変だった

そもそもピントのピークを捉えるのが苦手なカメラ

まして自分のピントもかなり怪しくなっている

散歩がてらの気楽なスナップのつもりだったが、目がクシャクシャになってしまった。




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# by warutorawa | 2017-06-09 00:30 | その他 | Trackback | Comments(2)

四季折々の情景を気ままに写し撮って行きたい。気軽にお寄りください。